第六天榊神社〜鳥越幻影④2013年07月07日 13時48分14秒

鳥越神社のある地は遠い過去
浅瀬に浮かぶ島であった
河が運ぶ土砂によって
周りが陸地となり
小高い丘が形成された

その丘にいつしか
日本武尊の東征の伝説とともに
三つの神社が置かれる
白鳥明神(鳥越神社)
熱田明神
そして第六天

日本武尊が第六天を祀ったという説もあるが
後世のこじつけであろう
とにかく江戸以前の住民に
熱烈に支持されていたことは確かだ

西からやってきた徳川幕府は
御蔵建設のため鳥越の丘を切り崩し
墨田川の岸を埋め立て
現在の日本橋あたりにいた弾左衛門と
その配下を鳥越に強制移住させる

さらに徳川の呪術師は
江戸城守護を目的に
平将門による結界を構築すべく
鳥越神社に将門の伝説を付与する

一方で第六天は蔵前に移されている
おそらく徳川の呪術師は
第六天のパワーを恐れたに違いない
あの織田信長が
我こそは第六天魔王なり
と豪語するほどの大魔王である
将門と同居させるなど何が起こるか想像もできない

その後
第六天は蔵前から柳橋へ移り
明治に榊神社と名を変え
現在の地に落ち着いたのは
昭和三年のことである

榊神社の紋は七曜紋
北斗七星を表しているらしい
平将門や千葉氏の九曜紋のバリエーションだという
鳥越神社の紋も同様の七曜紋
案外
隠された将門の伝説は
第六天とともに
ここに在るのかもしれない



第六天榊神社
東京都台東区蔵前1-4-3

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://dandyhandsomeboy.asablo.jp/blog/2013/07/07/6892468/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。