乃木神社2014年02月08日 16時03分05秒

大正元年9月13日
明治天皇の大葬が行われた
その夜8時頃
乃木稀典は妻静子と共に自刃する

この殉死の報は
熱狂的に人々に受け入れられ
当時の東京市長が旗を振り
乃木稀典と静子を祭神とする
乃木神社が建立される

日露戦争の英雄が
夫婦揃って殉死したなんて
当時の人々にとっては
最高に美しい話だったに違いない

一説では静子は決して
望んで死を選んだ訳ではなく
稀典の強くしつこい説得に
じゃあいいですと仕方なく
付き従ったと言う人もいる

本当のところはもう誰にもわからないが
100年近くも経った現在の東京に
乃木夫婦を神様とする立派な社と
巨大な鳥居と
自殺現場が残されている異常さ

軍神は崇め奉られ
沸騰した空気が民衆を政治家を軍人を
全ての日本人を包んでいく

そして十数年後
今日のような大雪の日
あの狂気の沙汰を皮切りに
空っぽの頭で日本人は
まっしぐらに破滅へ向かって突っ走り始めた




乃木神社
東京都港区赤坂8-11-27