湯島天神2013年03月03日 18時27分56秒

まだまだ寒いと思ってたのに
境内は梅まつりで賑わっている

由緒によると菅原道真が祀られる以前
1500年も前に雄略天皇の勅命によって天之手力雄命が祀られたのが始まり
日本書紀など読むと雄略天皇といえば
なんだかプリプリ怒ってヒョイヒョイ人を殺してしまう暴君のイメージ
徳の無い人物がリーダーになると周りがものすごく苦労するのは
いつの世も変わらない

群馬県の稲荷山古墳から出土した鉄剣に
金文字でワカタケル大王とあるのが雄略天皇のことだという
権力が東国にまで及んでいた証拠だ
だとすると
湯島天神の起源もまんざらではないということか

長い時間の中で位置づけや意味付けが変遷し
今や受験生に大人気の神社であるが
人ごみを離れた境内の片隅にはひっそりと
古代の暴君の権力の痕跡が
戸隠神社として今に残っている



湯島天神
東京都文京区湯島3−30−1

コメント

_ 無邪気な腹黒 ― 2013年03月04日 18時28分42秒

日常の喧噪から離れ、静寂な境内に立つと、何か清々しい気持ちになるのは、私だけでしょうか。時間の輪から離れられない私にとって、ダンディーハンサムボーイ 様の神社紹介は、ひとときの安息の場となっています。

_ ダンディーハンサムボーイ ― 2013年03月04日 22時02分34秒

無邪気な腹黒様、記念すべきコメント第1号ありがとうございます。
地味なブログですが東京という都市の本当の面白さが表現できたらいいなと思ってます。今後ともよろしくお願いします。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://dandyhandsomeboy.asablo.jp/blog/2013/03/03/6736084/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。