築土神社〜飛地の氏子2013年04月21日 16時36分59秒

築土神社は平将門を祀る神社だ
古来、大手町の首塚と共に在ったものが
時の偽政者達、太田道灌や家康らによって
宮城守護目的の重要ポイントへ
度々移転をさせられている

ここら辺の詳細は加門七海さんの名著
「平将門魔方陣」へ譲るが、
築土神社は、今は九段北の近代建築の狭間に
クールな出で立ちで鎮座している

市谷船河原町という町がある
築土神社から西方、外堀通り沿いにある丁番のない町だ
ここになぜか築土神社の飛地社が在る
もちろん祭神は平将門だ

この町も古来、大手町付近にあったそうだ
家康による神社移転と時を同じくして
神社周辺の代地への移転を強いられ
戦後、神社の現在地への移転の際
町民は取り残され
分祀を行い飛地社を設けたそうだ

神社が遠くなるのでという理由が由緒にあるが
その歴史を見ると
平将門との繋がりを持つ一族、という想像が浮かぶ
将門の首を必死に守り
そのパワーを自在に駆使する一族
家康はそれを知っていたので
神社と共にその一族を同地に置いた
のかもしれない

大手町の首塚は大正12年に発掘が行われたことがある
その際、石室が発見されたが中は空だったという
将門の首は何時かの時点で秘密裡に移され
何処か重要なポイントで
今だ東京を守護するパワーを
発し続けているに違いない


築土神社
東京都千代田区九段北1−14−21
船河原町築土神社
東京都新宿区市谷船河原町9番地


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