鳥越神社〜鳥越幻影③2013年07月05日 22時50分58秒

天慶三年(940年)二月
俵藤太秀郷(藤原秀郷)の放った矢が
将門のこめかみを貫いた

新皇を宣言し朝敵とされた平将門の首は
その後京都へと運ばれる
都で晒された将門の首は しかし
俺を殺すことなど出来るかと喋り出し
突如豪快に嗤いながら東に向かって飛び始める

岐阜の辺りで一度射落とされるが
それでも負けない将門
関東の地で首は白鳥明神の上を飛び越える
飛び越えたので後、鳥越明神と呼ばれるようになる

首が着地したのが現在の大手町1丁目
首塚のある場所である

体はバラバラにされ鎧や兜などと各地に埋められる
そしてここ鳥越神社には
将門の手が埋まっている

鳥越神社の祭神は日本武尊と家康と
藤原氏の祖神である天児屋命アメノコヤネノミコト
将門の名前は無い
そして
得体の知れない伝説もまた
オフィシャルな由緒書きには
書かれていない


鳥越神社
東京都台東区鳥越2-4-1