今戸神社 ― 2014年04月22日 23時11分09秒
今戸神社の祭神は応神天皇
戦の神である
昭和12年に白山神社を合祀
伊邪那岐命・伊邪那美命が祀られた
だが何故か
白山信仰の象徴である菊理姫の姿は
見当たらない
弾左衛門は関八州の支配者
奉行所の下で治安維持の役割を担うと俱に
死んだ牛馬の皮の所有権や
灯芯の専売など特権を握っていた
菊理姫はたとえ穢れた者であっても
その身を救い彼岸へと導く
囁かれた言葉は
救われた者だけが知っている
弾左衛門は時代の流れに敏感だった
明治新政府へ強引に接触を図り
初代弾左衛門が徳川家康へ取り入り
その特権的地位を築いたように
菊理姫は静かに聞いている
蔑まれ疎まれた人達の願いを
悲しみや怒りを
巨大な慈しみで受け止める
弾左衛門は狂喜した
明治新政府が突如
解放令を出したのだ
しかし同時に
彼等は職業も特権も失った
平民であれば当然と
納税の義務が課せられた
残ったのは
陰鬱な心
嘗て関八州の支配者だった男は決して
過去を盾に権利を主張したりはしなかった
軍靴製造所を興し
黙々と役割を果たし
静かにその生涯を終えた
菊理姫は役目を終えた
大多数の人は都市の中へ溶け込み
もう誰も戻ってはこない
役目を終えた菊理姫は
静かに
その身を隠した
戦の神である
昭和12年に白山神社を合祀
伊邪那岐命・伊邪那美命が祀られた
だが何故か
白山信仰の象徴である菊理姫の姿は
見当たらない
弾左衛門は関八州の支配者
奉行所の下で治安維持の役割を担うと俱に
死んだ牛馬の皮の所有権や
灯芯の専売など特権を握っていた
菊理姫はたとえ穢れた者であっても
その身を救い彼岸へと導く
囁かれた言葉は
救われた者だけが知っている
弾左衛門は時代の流れに敏感だった
明治新政府へ強引に接触を図り
初代弾左衛門が徳川家康へ取り入り
その特権的地位を築いたように
菊理姫は静かに聞いている
蔑まれ疎まれた人達の願いを
悲しみや怒りを
巨大な慈しみで受け止める
弾左衛門は狂喜した
明治新政府が突如
解放令を出したのだ
しかし同時に
彼等は職業も特権も失った
平民であれば当然と
納税の義務が課せられた
残ったのは
陰鬱な心
嘗て関八州の支配者だった男は決して
過去を盾に権利を主張したりはしなかった
軍靴製造所を興し
黙々と役割を果たし
静かにその生涯を終えた
菊理姫は役目を終えた
大多数の人は都市の中へ溶け込み
もう誰も戻ってはこない
役目を終えた菊理姫は
静かに
その身を隠した


今戸神社
東京都台東区今戸1-5-22
白山神社 ― 2013年06月15日 23時39分28秒
死んでしまった君にもう一度会いたくて
悲しくてどうしようもなくて
でも
僕が弱虫だったんだね
伊弉諾尊イザナギノミコトは
変わり果てた妻へ最後の言葉をかける
その時現れるのが
菊理媛神ククリヒメノカミ
イザナギに言葉をかけ
イザナギはそれを褒める
その言葉は記されていない
ククリヒメもそれきり現れない
白山神社の祭神は
ククリヒメとイザナギ・イザナミ
石川県と岐阜県に跨がる白山への
山岳信仰がその母体だ
悲しい歴史と結びつけて語る学者や
安全な場所にいて勝手なことをほざく輩がいるが
いにしえの記紀の作者達のように
敢えて記さないという優しさを
現在の我々は持ち合わせてないのかもしれない
文京区の白山神社の境内は
ちょうど紫陽花が見頃
この時期だけ紫陽花で埋まる富士塚にも登れる
神社はいつも
人を選ばない優しさに溢れてる
悲しくてどうしようもなくて
でも
僕が弱虫だったんだね
伊弉諾尊イザナギノミコトは
変わり果てた妻へ最後の言葉をかける
その時現れるのが
菊理媛神ククリヒメノカミ
イザナギに言葉をかけ
イザナギはそれを褒める
その言葉は記されていない
ククリヒメもそれきり現れない
白山神社の祭神は
ククリヒメとイザナギ・イザナミ
石川県と岐阜県に跨がる白山への
山岳信仰がその母体だ
悲しい歴史と結びつけて語る学者や
安全な場所にいて勝手なことをほざく輩がいるが
いにしえの記紀の作者達のように
敢えて記さないという優しさを
現在の我々は持ち合わせてないのかもしれない
文京区の白山神社の境内は
ちょうど紫陽花が見頃
この時期だけ紫陽花で埋まる富士塚にも登れる
神社はいつも
人を選ばない優しさに溢れてる



白山神社
東京都文京区白山5-31-26
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